『三角木馬』に関する豆知識
【三角木馬(さんかくもくば)】とは、三角型の木馬型で背の尖った台で、戦国時代・江戸時代、明治以降戦前の昭和時代等に行われた拷問で使用された拷問器具の一種。
現在では、女性に対する羞恥的、かつ性的な責めとしてSMプレイ等にも使用される。
特にSMプレイなどでは、女性を全裸にした上で、両手を後ろ手に縛り木馬に跨らせた後、頭髪を天井から垂らした縄で結び責めるという方法もある。
この他に様々な責めのバリエーションがあるが、股間を圧迫し木馬の背の稜線を喰込ませるという部分は、いずれも変わらない。激しい苦痛と恥ずかしさから、他に類を見ない苛烈な責めと言える。
被虐者の反応を見ながら断続が可能な笞打(鞭打ち)などと違い、一度木馬に載せると、そこから降ろさない限りは苦痛は中断しないという特性があるので、果たして被虐者がこれにより快楽を味わうかどうかは、ひとえにこの異常な状況に対して抱く心情によって大きく相違するものとなる。
すなわち被虐者になんら嗜虐趣味の無い場合は木馬責は単なる過酷な拷問に過ぎず、逆に嗜虐趣味の横溢したる場合は木馬は扇情的な道具と見えることとなる。
従ってSMプレイにこれを使用するのは被虐者の側に余程の趣味がある場合に限ると見られている。
SMホテルやSMバー以外では、ほとんどお目にかかることはない。