『おちんちん』に関する豆知識
【おちんちん(御珍々、または雄珍々と漢字で書く場合もある)】とは、男性生殖器、特に陰茎部分を表現する日本語における幼児語または俗語である。
地域・時代・人によって表現の揺らぎがあり、「ちんちん」「ちんこ」「ちんぽ」「ちんぽこ」「ちんぼう」など、幾らかの幅が見られる。
このように表現する場合は、主に思春期以前の未成熟な幼児や児童の男性生殖器を指す傾向が強い。
おちんちんと同じ頻度で使われている「ちんぽ」という単語は仏教用語の「珍宝」に由来するという説がある。
また、一部の辞書などには、小さいことをあらわす接頭語「ちん - 」と、槍に似た武器である矛(ほこ)から「ちんぼこ」となり、さらに訛って「ちんぽこ」、短縮化して「ちんぽ」となり、これが幼児語として「おちんちん」と変わったとされている。
MTFの性同一性障害の人たちの中には、「陰茎」や「ペニス」といった言葉に嫌悪を感じる人々も存在し、これらの言葉を回避した婉曲的な表現として「おちんちん」という表現を用いる人達もいる。
ただ呼び名を替えても男性器には違いないため卑猥語と認識している人もいる。
小学生を中心に未成年がふざけて使うことも多く、語の前後を入れ替えた「ぽこちん」なども含め俗語の一種としても扱われる。
女性生殖器の健全な呼称として、「めちんちん(雌珍々)」という表現を定着させようと言う提案も成されているが、なかなか浸透しにくいのが現状である。